一人ぽっちからの僕を連れて進め

活動記録

こんにちは!
早くも11月半ばですね。
今週も予定どおり、全日警ホールの練習室をお借りして練習を行いました。

20211113111819f1f.jpg

いつもより少し薄い編成ですが、見学者さんをお迎えし高中低音さらに打楽器が揃って練習することができました(*^_^*)

今週の練習テーマは「協調と孤独」。
一曲の中では、全員が同じニュアンスやテンポ感で突き進む表現が必要な場面もあれば、1つのパートを際立たせるために回りがスッと引いて際立たせるパートを置き去りにしていくような場面もあります。

置き去り、何て言うと仲間外れみたいですが笑
全員の音がスーッと消えた後にメロディーだけが浮き上がるという感じでしょうか。
消えていくパートは無責任に音を切るのではなく、その後のメロディーのお膳立てをしっかりして「はい、どうぞ」と優しく消え、引き継いだメロディーパートはその孤独に耐えてしっかりと役目を果たさなくてはなりません。
無伴奏のソロだったりすると緊張はマックス!
「失敗したら音楽とまる((´・ω・`;))」
というプレッシャーと孤独感もありますが、奏者が自身の解釈のもとある程度自由に演奏できる楽しさもあります。

逆に全員が協調して演奏する場面では、音の始まり、終わり、休符の取り方、音の鋭さや柔らかさに至るまで、全てを共有して演奏することで、曲の雰囲気をより強く聞き手に感じてもらえるようになります。
奏者の運指やブレスの都合は二の次!
その曲に最も相応しい表現をするためには奏者の都合は関係ないと言っても過言ではなく、周りと協調するために、例えば何小節もブレスを我慢したりすることもあります(T_T)

小節をまたぐ最後の4拍目から次の1拍目などは、特に周りの音に注意を払う場面ですね。
指揮者なしで演奏をしている現在のスタイルでは、特に大切なところです!

そうした「協調」の場面と「孤独」の場面を繰り返すことで、曲を通したときのメリハリが生まれて奏者も聞き手も楽しめる一曲となるのです!!

今週のブログではなんだか理屈をこねてしまいましたが、感覚だけでなくこういう部分もあるから音楽は飽きないのかもしれません。

練習時間が通常に戻ったことで、細かいところまで練習する時間が作れるようになったので、来週もしっかり突き詰めて練習できたらいいなと思います!

ではまた次回のブログで!